進化の早い未来のITを探索し素早くビジネスに活用できる準備を!
将来の変化を見据えて、新たなITを探索し続け、ご提案いたします
CTCエスピーは設立から現在までの約30年にわたり、CTC グループの「ソリューションビジネス領域」を担うトータルソリューションプロバイダとして、グローバルでの調達力と中堅・中小企業から大企業への的確な提案力で、お客様のニーズに沿った最適なITサービスを提供してまいりました。
2024年度から新規中期経営計画(3ヶ年)の開始にあたり、CTCエスピーが目指す新・戦略ソリューションの3つのカテゴリを策定いたしました。
こちらの記事では、「Ready for New IT : 新しいITの探索とチャレンジ」についてご紹介します!
CTCエスピーが目指す新・戦略ソリューションについてはこちら
Ready for New IT : 新しいITの探索とチャレンジとは
進化の早い未来のITを探索し素早くビジネスに活用できる準備を!
「Ready for New IT : 新しいITの探索とチャレンジ」は、社会やビジネス状況の変化にも柔軟に対応できるサービスや新たなセキュリティ対策など、将来の変化を見据えて、新たなITを探索し続けお客様にご提案いたします。
新たなITへのチャレンジでビジネス変革と従業員満足度を両立
ITの世界は常に進化しており、新しいITの探索とチャレンジは企業にとって不可欠な要素です。新しいITとは、単に最新のガジェットやソフトウェアを指すのではなく、それを活用してビジネス変革や従業員満足度を向上することを意味します。クラウド、ビッグデータ、人工知能(AI)、機械学習、セキュリティ対策などのトレンドをいち早く捉え迅速な対応ができるIT活用が必要不可欠です。
「Ready for New IT : 新しいITの探索とチャレンジ」領域の変化
「Ready for New IT : 新しいITの探索とチャレンジ」では、いまCTCエスピーが新たな商材やサービスを掘り起こしたいと考える領域「Cloud Native」「Digital Trust」「AI TRiSM」にチャレンジします。しかし、ITの進化のスピードは速く常に変化しています。この領域に留まらず、更に新たな領域を探索し続け、お客様のビジネス変革や従業員満足度向上に貢献していきます。
Secure Edge:将来に向けて注目する3つのITトレンド
10年後も視野に入れた注目のITトレンド
キーワードはクラウドの徹底運用・データの信頼性確保・安全で効率的なAI活用
CTCエスピーでは、2024年度新戦略ソリューションとして、3~10年後も視野に入れ、革新的なITをお客様に提供し続けていくためのもう1つの柱「Ready for New IT」を加えました。その中で現在特に注目している3つのITトレンドをご紹介します 。
CTCエスピーが今後注目する3つのITトレンド
Cloud Native:クラウドネイティブ
クラウドネイティブとは、プライベートクラウド、パブリッククラウド、ハイブリッドクラウドなど多様な環境においてスケーラブルなアプリケーションを構築および実行するための能力を組織にもたらすアプローチです。コンテナ、サービスメッシュ、マイクロサービス、イミュータブルインフラストラクチャ、および宣言型APIなどの手法を取り入れることにより、回復性や管理力、可観測性のある疎結合システムが実現します。
以上、CNCF(Cloud Native Computing Foundation)の「CNCF Cloud Native Definition v1.0」から引用)
つまり、クラウド環境で新たに業務システムやアプリケーションを構築する「クラウドシフト」や、クラウド優先でシステムを構築する「クラウドファースト」よりもさらに踏み込んだ、クラウドの利点を徹底的に活用して迅速かつスケーラブルに柔軟なシステムやサービスを構築するためのベストプラクティスといえるかもしれません。
クラウドネイティブが注目される理由には、ビジネス環境の変化に対応する俊敏で柔軟なITへのニーズがあります。新型コロナウイルス感染症の拡大で顕在化したパンデミックの脅威や、頻発する風水害などの自然災害、急速な少子高齢化やグローバル化、既存のビジネスモデルを創造的破壊で変革するプレイヤーの登場など、予想を超える変化が起きています。そうした変化の中で熾烈なビジネスを勝ち抜くためには、短期間でリリースを繰り返し状況に応じた構成変更が可能な疎結合システムや、障害の発生を前提とした回復力と強靭性の高いシステムを実現するクラウドネイティブというアプローチが決め手になります。
Digital Trust:デジタルトラスト
デジタルトラストとは、企業や組織において個人情報などの機微なデータを安全に保管し運用するセキュリティ能力に対するお客様やパートナー企業、従業員の信頼度を測る尺度です。消費者のデジタル情報を保護することで、消費者はより安心してオンライン取引を行えるようになり、組織の収益向上にもつながります。
デジタルトラストは、
- 個人・企業・マシン・ワークロードなどのIDの保証
- オブジェクトが改ざんされていない完全性
- 通信データを保護する暗号化などの“土台”
で成り立っており、この土台があることで、Webサイトや電子メールが本物であることや、署名が有効であること、ソフトウェアやアプリが安全であること、個人が間違いなく本人であることなどを信じることができ、ビジネスや生活が安全に保たれます。それを実現するツールのひとつが暗号化された公開鍵と秘密鍵のペアをIDに結び付けるデジタル証明書です。デジタル証明書の活用によって、企業や組織は公開鍵基盤(PKI)をベースにID・完全性・暗号化を確立できます。
CTCエスピーでは、デジタル証明書の管理には、プライベートCA(認証局)機能を標準搭載し、デジタル証明書の安全な発行・運用をサポートする認証アプライアンスの活用を推奨しています。管理負担の重いデジタル証明書の発行作業を容易にするとともに、利用者自身がWebブラウザを利用して証明書を要求、取得・更新することも可能です。また、管理者の意図しない端末への証明書インポートを防止する機能や、証明書をインストールするストア(ユーザ/コンピュータ)も管理者側で指定することができ、安全な証明書の配布を実現します。
AI TRiSM:AIトリズム
AI TRiSM(AI Trust, Risk and Security Management)とは、アメリカの調査会社Gartnerが発表した、AIの利用に付随する信頼性、リスク、セキュリティ管理の頭文字を取った造語です。AIの運用における信頼性や公平性・有効性・プライバシー・データ保護などをサポートする手法やツールや枠組みを意味します。
急速に変化するビジネス環境においては、企業はめまぐるしく変化する市場ニーズを敏感に察知し、ビッグデータから必要なデータを迅速かつ正確に抽出・整理・分析することが求められます。それを実現する手段のひとつが劇的に進化を遂げるAIです。今後は様々なシーンで日常的にAI活用が進むと予測されており、その信頼性を担保するための有効な取り組みとして注目されているのがAI TRiSMなのです。
AI TRiSMは、主に次の4つの柱で成り立っています。
- 説明可能性:
AIにはその行動の解釈や判断などについて説明する能力が求められるため、説明可能なAIモデルの構築が信頼性を高めます。 - ModelOps:
ModelOpsとは開発されたAIモデルが開発から運用、更新までの所定サイクルを効率的に実行できるようにするための手法。AIの有効性を維持するためには適切なマネジメントやガバナンスが必要となります。 - AIセキュリティ:
多能なAIもサイバー攻撃に脆弱では信頼性を担保できません。敵対的攻撃に対する耐性を維持した上で異常を検知した際にはすぐ対処できるように備える必要があります。 - プライバシー:
プライバシー保護はデータを扱う際の最重要要素のひとつです。外部からの攻撃耐性だけではなく内部からのデータ持ち出しや破損などに対する対応力も必要となります。
AIの信頼性を高めることは、お客様や取引先、コミュニティ、社会全体からの信頼獲得にも大きく影響し、事業運営を左右する重要な要素となってきます。AI TRiSMをビジネスや経営に取り入れることで、AIの持つ潜在的なリスクを軽減すると同時に利益を最大化することができます。企業や組織が今後AIを安心して活用していくためには、AI TRiSMを正しく理解し積極的に取り組むことが重要です。
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