Fortinet Accelerate 2026から読むセキュリティ動向 ~AI時代に加速する「統合」と「自動化」~

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Fortinet Accelerate 2026

2026年3月、米ラスベガスにてFortinet社主催のグローバルイベント「Fortinet Accelerate 2026」が開催され、CTCエスピーからも現地参加を行いました。
世界各国からパートナーや顧客が集まり、AIの進展を背景としたセキュリティ戦略や最新トレンドが共有されました。

今回のイベントでは、「Fast Forward Innovation」をテーマに、AIの急速な進化に対応するためには、従来の延長線ではない非連続なセキュリティの進化が求められるというメッセージが強く打ち出されました。
本記事では、現地で得られた情報をもとに、今後のセキュリティの方向性を整理します。

統合プラットフォームへのシフトが加速

基調講演では、「重要なのは最高のAIではなく、AIを最大限活用できる統合プラットフォームである」というメッセージが示されました。
背景にはハイブリッド環境の拡大があります。これによりクラウドやSaaSなどの攻撃対象が増え、個別製品ごとの対策では対応しきれない状況になっています。
こうした課題に対し、Fortinetは「Security Fabric」を核とする統合アプローチを提示しており、ネットワーク・クラウド・エンドポイントを横断して一元的に可視化・制御することの重要性が強調されました。
今後のセキュリティは、個別最適ではなく統合基盤上での全体最適へと移行していく流れが明確になっています。

AIの普及に伴う新たなリスク「Shadow AI」

AI活用の拡大に伴い、新たなリスクとして注目されているのが「Shadow AI」です。
Shadow AIとは、従業員が企業の管理外でAIツールやアプリケーションを利用している行為を指します。このような管理外でのAIの不適切な利用により、機密情報が外部に送信、学習されてしまうリスクがあります。特に暗号化された通信やAIチャットを経由するケースでは、従来の対策では可視化が困難です。
これに対し、イベントでは以下の3要素が重要であると強調されました。

      • 可視化(AI利用状況の把握)
      • 統合(分散環境の一元管理)
      • 自動化(迅速な対応)

さらに、新OS「FortiOS 8.0」では、AIの裏側の挙動を把握する技術(MCP対応)や、OCR対応による画像内情報の検知などが発表され、見えないAIリスクへの対策が具体化しています。
AI活用とリスク管理を両立することが、今後の企業にとって重要なテーマとなっています。

セキュリティ運用は「自動化」と「高度化」へ

サイバー攻撃の高度化に伴い、セキュリティ運用そのものの変革も進んでいます。
イベントでは、AIを活用した運用高度化の具体例として、 

  • 自然言語での運用指示(AIチャットOps)
  • ログ分析や設定確認の自動化
  • インシデント対応の迅速化

が紹介されました。
例えば、運用者が自然言語で指示を出すだけで、AIがログ分析や設定の問題点を抽出し、修正案まで提示する仕組みが実現されています。また、SASEやリモートアクセス領域では、ブラウザベースで安全にアクセスできる仕組みや、設定ミスの監視機能なども強化されています。
これにより、従来の人手中心の運用から、自動化を前提とした効率的な運用モデルへの転換が進んでいることが示されました。

まとめ:AI時代のセキュリティは「統合・可視化・自動化」

Accelerate 2026を通じて見えてきたのは、AI時代におけるセキュリティの方向性が明確に変化しているという点です。

  • 個別ソリューションから統合プラットフォームへ
  • 境界防御から可視化・制御へ
  • 手動運用から自動化へ

AIの進化により攻撃のスピードと複雑性が増す中、これらの変化に対応できるかが今後の大きな分岐点となります。

CTCエスピーとForinet


CTCエスピーはFortinet社が設立して間もない時期より販売を開始しています。販売パートナー様を経由して年間100社以上の販売実績があり、公共機関、学校、情報通信、民間機関など幅広く採用いただいております。
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