フリーアドレス化に伴いZoom Phoneを導入し、業務効率化と業務品質の向上を実現

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シャトレーゼ様 Zoom Phone導入事例

グローバル展開する人気の菓子メーカがZoom Phoneを採用。
フリーアドレスに対応した新電話環境をわずか2ヵ月で構築し、業務効率化と業務品質の向上を実現


株式会社シャトレーゼ 情報システム部 部長 矢﨑 宏 氏(左)
株式会社シャトレーゼ 情報システム部 製造システム課 課長代理 菅野 翼 氏(右)

導入前の課題

新事務棟建設にあたり、
老朽化したPBXを更新しフリーアドレス化も目指す

シャトレーゼ本社
▲シャトレーゼ本社

シャトレーゼは2023年5月、本社・中道工場内に新設した事務棟の稼働を開始し、それに伴う大規模な業務改善プロジェクトを推進中です。 中でも最大の取り組みの1つとなったのが、社内で使用する電話機のスマートフォン化とPBXのクラウド化でした。

情報システム部 部長 矢﨑 宏氏は、電話環境のスマート化に踏み切ったきっかけについて次のように語ります。「これまで弊社は社内にオンプレミス型のPBXを設置し、旧事務棟オフィスには事務系社員が個人のデスクの上に置かれたビジネスフォンで、外線や内線の受発信を行っていました。

しかし、長年活用してきたPBXは保守期間が過ぎ、老朽化していたため、速やかな更新が必要でした。 また、本社・中道工場内に新たな事務棟を建設するにあたり、事務系社員の働く環境をフリーアドレス化することが決まっていました。 これまでのような固定席にビジネスフォン据え置くという運用ができなくなるため、フリーアドレスに対応した電話環境に移行することが必要だったのです。」

PBXの更新にあたっては、従来のようなオンプレミス型を導入すると数百万円単位のコストがかかる上に、IP-PBXに対応するデジタル音声回線の敷設には申し込みから運用開始まで数ヶ月~半年以上の期間を想定しなければなりません。新事務棟の運用開始まで間に合わない可能性があったといいます。

矢﨑氏は「弊社の情報システム部はマンパワーが限られているので、手間と時間をかけずに導入できる手段を必要としていました。 また、近年弊社は国内外に生産拠点の新設を急ピッチで進めており、ビジネスの拡張に合わせて迅速かつ柔軟に対応できる電話環境の構築が求められていました。 その悩みをIT支援に協力いただいている伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)に相談したところ、推奨されたのがクラウド型PBXという解決策でした」と振り返ります。

導入の決め手

Zoom One(旧Zoom Meetings)との親和性とコスト優位性、サービス品質でZoom Phoneを選択

シャトレーゼご担当者様
矢﨑 宏 氏(左)、菅野 翼 氏(右)

クラウド型PBXならば、ハードウェアを社内に設置する必要はなく、運用・管理の手間もかからず、業容の拡大にも柔軟かつ即座に対応できます。
また、回線の契約後は回線の敷設や装置の構築・設定なども不要になるため、短期導入とコスト削減の両方が期待できます。
既に会社からは業務用スマートフォンを支給しているので、アプリからパケット通信を利用した通話を行えば、社内あるいは社外のどこにいても電話を受けることが可能になります。

そこでシャトレーゼではクラウド型PBXに対応した複数のサービスを候補に挙げて、PoC(概念実証)も含めた比較検討を実施。ライセンス費用、無償アカウントの有無のほか、代理応答、ボイスメール、通話録音、IVR(音声自動応答システム)などの各種機能の充実などを検証した結果、選定したのはZoom Phoneでした。
その理由について、情報システム部 製造システム課 課長代理 菅野 翼氏は、「弊社が目指している業務改革と一致していたためZoom Phoneを選びました」と話します。

選定のポイントは主に3つあったといいます。第1は、Zoomソリューションとの親和性の高さです。シャトレーゼでは既にZoom Oneを導入し遠隔会議などに活用していました。Zoom Phoneは電話機能をZoom Oneに統合させるソリューションのため、遠隔会議と音声通話を統合してワンアプリで利用できるメリットに注目しました。

第2は、コストパフォーマンスの高さです。他のクラウドPBXを活用したサービスに比べて大幅なコスト削減に貢献できると考えました。
第3は、電話としてのサービス品質の高さです。比較した他のサービスは音声に特化したものではなかったため、同社が実施したPoCでは通話時にタイムラグが発生したり使い勝手が悪かったりしたといいます。

Zoom PhoneはZoom Oneと同じ音声圧縮技術を使用し、一部パケットロスが生じても通話品質を保持する仕組みがあるため、様々なネットワーク環境下でも通話が途切れにくくなります。

クラウドPBXシステム構成図

導入後の効果

Zoom Phoneの迅速な導入実現性とビジネス拡張に合わせた柔軟性を証明

シャトレーゼは、Zoom Phone導入の第一弾として・・・・