CACHATTO
CACHATTOは、様々なデバイスからクラウド型グループウェアや社内のメール、スケジュール、グループウェア、ファイルサーバー、アドレス帳などの業務リソースへ安全にアクセスできるサービスです。
製品情報
概要
今や多くの人がスマートフォンやタブレット型端末などのスマートデバイスを持っています。私物端末の業務利用(BYOD)(※1)を禁止しても管理者の意に反して業務利用されてしまう、いわゆるシャドーIT(※2)が課題となっています。このシャドーITによる情報漏えいリスクを避けるために、BYODを前提としたモバイルインフラが求められています。
CACHATTOは、セキュリティ面、運用面からBYODに最適なリモートアクセスソリューションです。
※1 BYOD:Bring Your Own Device(私物端末の業務利用)
※2 シャドーIT:IT管理者が「未認識・未許可」の端末/インフラによる業務

高水準のセキュリティを確保
CACHATTOには安全に社内システムにアクセスするための機能が備わっています。またアクセスした端末にも閲覧情報は残りません。

1. 端末に情報は残らない、持ち出させない
CACHATTO専用のブラウザ(CACHATTO SecureBrowser)からアクセスすることで、閲覧した情報を端末に残さず、端末から持ち出せないため、端末の盗難や紛失による情報漏えいリスクを極小化します。
2. 社内と社外の通信は外向きのHTTPS通信のみを利用
社内のCACHATTOサーバから社外のCACHATTOアクセスポイントへのアクセスは、外向きのHTTPS通信(port 443)のみを利用します。そのため、導入が簡単で、外部からの侵入リスクを極小化します。
3. 閲覧データはCACHATTOアクセスポイントを通過するだけ
閲覧データはCACHATTOアクセスポイントを通過するだけで、端末へ転送が完了した時点で即時消去します。
4. 強固な認証
様々な認証を組み合わせることで強固な認証を実現しています。

5. BYOD※3に最適化したCACHATTOならではのMDM※4機能を実装
MDM機能の運用ポリシーを柔軟に設定
管理画面でポリシーを作成します。ユーザ毎、グループ毎のポリシー適用もできます。
CACHATTO SecureBrowser起動時の認証(アプリロック)を強制化
管理者側からアプリロック機能の強制適用ができます。
認証失敗時、通信環境に依存せずアクセス権限を消去
アプリロック解除失敗時、社内システムへのアクセス権限(設定情報)を消去します。
管理ポリシーと異なる場合は指示(Android端末のみ)
各種ポリシー設定をメッセージにて制御します。
※1 1ユーザあたり4端末まで登録できます。
※2 CACHATTO SecureBrowser経由でのみ社内システムへのアクセスを許可します。
※3 BYODは、私物端末の業務利用(Bring Your Own Device)の略称です。
※4 MDMは、モバイルデバイス管理(Mobile Device Management)の略称です。
簡単導入
CACHATTOサーバを社内LANに「カチャッと」設置するだけでご利用いただけます。

1. VPN不要
CACHATTOネットワークサービスを利用することで、新たにSSL-VPNやリバースプロキシ、キャリアの提供する閉域網を導入する必要はありません。
2. ファイアウォール設定変更不要※
CACHATTOネットワークサービスは、デバイスと社内システムのやり取りをHTTP/HTTPS経路を利用しています。ファイアウォールの設定変更や、新たなシステムを構築する必要はありません。
3. 社内システム大幅変更不要
既存の社内システムやネットワークを大きく変更する必要はありません。また、CACHATTOサーバのインターネットへの公開、DMZへのサーバや機器の設置も不要です。
※ 外向きのHTTPS通信(port 443)が許可されている必要があります。新着メールのプッシュ通知機能をご利用の場合、追加設定が必要な場合があります。
安心のサポート体制
管理者様の運用を助けるCACHATTOサポートセンター、CACHATTO監視センターの2拠点からのサポートにより、安心して運用することができます。本サポートは標準で提供しております。

1. CACHATTOサポートセンターによるサポート
CACHATTOサポートセンターによる電話/メールサポート、遠隔サポートを標準で提供します。
2. 24時間365日の死活監視
CACHATTO監視センターによるCACHATTOサーバの24時間365日死活監視を標準で提供します。
マルチデバイス対応
マルチデバイス対応、1ユーザライセンスで複数端末を利用可能(※)できるため、様々なシーンでご利用いただけます(携帯電話、スマートフォン、タブレット型端末、PC)。

グローバル対応
CACHATTOは、インターネット環境があれば世界中で利用できます。また、UIの多言語対応、グローバルサポートセンターの開設などグローバル対応を進めています(※)。

※ CACHATTOの日本国外でのご利用については、障害の原因がCACHATTOご利用地域のインターネット事情、国と国の間のネットワーク事情に起因する場合があるため、お問い合わせは承りますが、ベストエフォートでの対応となります。
主な機能
クラウド連携機能

Multi-Cloud Gateway™機能により、Google AppsやOffice 365などのクラウドサービスの利用に対してもCACHATTOの強固な認証や専用ブラウザ(CACHATTO SecureBrowser)などの充実したセキュリティが適用可能になります。
メール連携

社内でご利用のメールをご利用端末に最適化されたCACHATTOのインターフェースで安全に利用できます。写真も送信できます。
スケジュール連携

社内でご利用のスケジュールをご利用端末に最適化されたCACHATTOのインターフェースで安全に利用できます。
アドレス帳

各種アドレス帳をご利用端末に最適化されたCACHATTOのインターフェースで安全に利用できるため、端末へのアドレス登録は不要です。
ポータル連携

社内でご利用のWeb系グループウェア、ポータルサイトなどをそのままのインターフェースで安全に利用できます。
ファイルサーバ閲覧

Windowsファイルサーバのファイルを安全に閲覧できます。資料やデータを端末内に保有する必要がないため、情報漏洩リスクを極小化できます。
※ iOS端末、Android端末、PCでのみご利用いただけます。
ファイル閲覧・編集

メールの添付ファイルやファイルサーバのファイルを展開・閲覧できます。パスワードが付与されたファイルやZIP圧縮されたファイルも閲覧できます。PCではファイルの編集もできます(オプション)。
閲覧できるファイル形式
- Microsoft Word、Excel、PowerPointファイル
- PDFファイル
- DocuWorksファイル
- テキストファイル
- 画像ファイル(GIF、JPG、PNG)
- ZIPファイル(パスワード解除も可能)
オプション
CACHATTO Desktop
(CACHATTOオプションソフトウェア)
PC/タブレット型端末(Windows)にデータを残さず、メール添付ファイルやファイルサーバ内のファイルを外出先で編集できます。低コストで簡単に導入でき、外出の多い社員の業務効率向上が期待できます。
利用シーン
- Windowsタブレットを業務に有効活用
- 外出先で急にファイルのデータ変更が必要になった際に編集、メール添付送信
- トンネル内や飛行機内などの電波が届かない場所でもファイル編集を続行
- PCのBYOD向けシステムとして利用(BCP対策にも)
特長
- 仮想デスクトップ環境(VDI)導入に比べて低コスト
- 利用データを端末に残しません
- 電波圏外になってもファイルの作成/編集は継続可能
- 1ユーザあたりのインストール台数に制限なし
構成

- 仮想デスクトップ空間(サンドボックス領域)と仮想ドライブを生成
- サンドボックス内でCACHATTO SecureBrowserやMicrosoft Officeなどのアプリケーションを実行※2
- 仮想ドライブにメール添付ファイルやファイルサーバ上のファイルをダウンロードし一時保存
- CACHATTO Desktop終了時に領域は全て消去され、端末に利用データは残さない
参考:CACHATTO SecureBrowser for Windowsイメージ

※2 端末にインストールされているMicrosoft Officeを利用いたします
動作環境・仕様
動作環境・仕様はメーカーサイトをご確認ください。
CACHATTO SecureContainer
Splashtop for CACHATTO
CACHATTOと連携し、セキュリティや運用管理機能を強化、データを残さず安全にご利用いただけるリモートデスクトップです。