Veeam Backup & Replication
仮想、物理、クラウドを含むハイブリッドな環境でデータ保護、業務継続、災害対策、ランサムウェア対策をバックアップやレプリケーション技術を駆使し実現します。
製品情報
概要
【 ハイブリッド環境に対応したバックアップソリューション 】
Veeam Software社の Veeam Backup & Replication(以下 VBR)は、仮想サーバ、物理サーバ、パブリッククラウドそれぞれの環境だけでなくハイブリッドな環境を一元的に管理しデータ保護を実現します。
VBRは、ハイブリッドな環境への対応を管理するだけでなく、バックアップ技術、レプリケーション技術、リストア技術によりオンプレミスからパブリッククラウドなどのクロスプラットフォームに対応することにより、お客様のあらゆる場所でのデータ保護、業務継続、災害対策を実現します。
また、現在課題となっているランサムウェア対策もデータ復旧の最後の砦として対策を提供します。

特長
【 あらゆる環境を1つのソリューションで 】
小規模から大規模まであらゆる環境のバックアップに高速かつ確実に実行できるだけでなく、一元的に管理運用ができます。

【 クラウドモビリティ 】
オンプレからクラウド、クラウドから別のクラウドなど移行にもVeeamは容易に対応ができます。
また移行後のバックアップ運用でそのままVeeamを使用することで、万が一オンプレやクラウドのいずれかのサイトが使用できなくなっても、他のサイトで業務復旧をすることが可能です。
※Veeamのライセンス形態も、上記のようなハイブリッドな環境に適したものとなっています。

【 ランサムウェア対策 】
ランサムウェアは、いつ感染しているのか分からないのが非常に問題です。
すなわち、セキュアに保管しているバックアップデータさえも感染している危険性があるということです。
Veeamは、一般的に言われているランサムウェアからのバックアップデータ保護のための“321ルール”に加えてさらに書き換え不可な環境へのバックアップデータの保存と復元しながらのバックアップデータ正常性検証(ウィルススキャン)により安心して業務復旧処理を実施できます。
関連機能
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【 障害時の高速業務復旧 】
Veeamは、障害復旧にてリストアに対して長時間のダウンタイムが許容できない場合に各種インスタントリカバリ技術で業務の迅速な復旧を可能とします。
インスタントリカバリ:バックアップデータをリストアではなく仮想ホストに直接マウントするため、迅速に起動できます。

【 Mircrosoft365 対応 】
※ Veeam Backup &Replication とは別ライセンスとなります。
ネイティブツールでもバックアップは取れます。が、以下のご希望があったときにVeeamは対応します。
- 簡単にリストアしたい
- 退職された方(ActiveDirectoryから削除されたユーザー)のデータも長期間保存したい
- 最悪の場合を想定し、オンプレミスのサーバーなどにリストアできるようにしたい
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Microsoft 365のデータを保護誤って削除したり、セキュリティ上の脅威や保持ポリシーのギャップから守ります。 |
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Microsoft 365のアイテムとファイルを迅速に復元業界をリードするリストアの柔軟性により実現 |
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法的・コンプライアンス要件への対応Microsoft 365のバックアップおよびアーカイブにより、効率的にeDiscovery要件を実現 |
主な機能
【 バックアップとリストア 】
1.アプリケーションを認識したバックアップ
- Microsoft Active Directory、Exchange、SQL、SharePoint、Oracleに対応
- 仮想環境のエージェントレスによるバックアップや、トランザクションログの切り詰め処理
2.多彩な復元シナリオ
ビジネス復旧時間を極力短くするために様々なリストア方法を選択可能
VM全体のリストア
- 一般的なVM全体のリストア
インスタントリカバリ
- ダウンタイムを低減する、バックアップ・ファイルからVMを直接起動
- VM/MS SQL/Oracle/SMBファイル共有
ゲスト/アプリケーションのリストア
- ゲストOSファイル/フォルダのリストア
- Active Directoryオブジェクト (ユーザー・アカウント等)
- Exchangeのメールアイテム
- SharePointのオフィスファイル
- Microsoft SQLデータベース、テーブル単位
- Oracleデータベース
- ストレージ・スナップショットからのVMやアイテムのリストア
- AWS/MS AzureへのダイレクトVMリストア
- レプリカからのアイテムの復元
3.SureBackup(バックアップ検証機能)
バックアップされたデータから、正しくリストアできるかを確認するための機能
- 有事が起こる前のサービス起動検証を実現
- 管理者の手間を省き毎日自動的に検証

4.SecureRestore
リストア時にウィルススキャンを実施
- リストア時にスキャンすることにより、より新しいウィルス定義ファイルでチェックが可能
- ウィルス検出時は次のいずれかを選択
- ネットワークに接続せずにリストアを続行
- リストアを中止
【 ストレージ連携機能 】
- プライマリストレージ連携
- HCI連携
- 重複排除ストレージ連携
【 NAS バックアップ 】
- 高速なファイルベースバックアップ
- 柔軟なバックアップ・リストア方式
【 Veeam Backup for Microsoft 365 】
Veeam Backup & Replication 構成
Veeam Backup & Replicationは、基本 Veeam Backup Server、Backup Proxy、Backup Repositoryの3つの要素で構成されています。バックアップ要件によりオールインワン構成も可能です。

ライセンス
Veeam製品は、1年や複数年のサブスクリプション製品となります。
製品としてライセンスを販売しているのは、下図の黄色の3種となります。
Veeam Availability Suite:Veeam Backup & Replication と VeeamOneがセットになった製品です。
Veeam One以外の白枠の製品は、Veeam Backup & Replicationに含まれています。

導入支援サービス
CTCエスピーは、お客様に最適なバックアップの提案をします。
Veeamに関するご提案やシステム構築支援などをご提供しております。