
2023年10月3日~4日、米国カリフォルニア州で Zoom Video Communications, Inc. (Zoom社)が開催したカンファレンス「Zoomtopia 2023」に参加してきました。本記事では、Zoomtopia 2023で発表されたZoomのAI関連のアップデートと、新サービス「Zoom Docs」について紹介します。
また、本イベントにて、展示会出展や事例作成などの販売施策を評価され、CTCエスピーがマーケティングイノベーションパートナー賞を受賞しましたこともご報告します!
Zoomtopia ってなに?
Zoomtopiaとは、Zoom社が年に一度開催するイベントで、2023年は昨年に引き続きZoom Eventsを利用してリアルとハイブリッドで開催されました。今年のテーマは「Balance the Future」でオンサイト約2,500名(日本からは40名)、オンライン 約15,000名が参加しました。※オンサイト参加者数はUSに次いで日本が2位!
Zoom 最新情報
AIの機能をベースとしてハイブリッドワークを想定した従業員体験(EX)と顧客体験(CX)をサポート
※ZVC資料から抜粋
これまでのZoomプラットフォームをAIを活用して機能拡張しながら生産性を上げる、顧客の課題を解決することにチャレンジします。
Zoom AI Companion
Zoom AI Companion 搭載プラットフォーム
※ZVC資料から抜粋
新しい生成 AI アシスタント機能 Zoom AI Companionは、有料プランをご利用のお客様に追加料金なしで Zoom プラットフォーム全体に搭載されます。(※サードパーティアプリケーションでも利用可能。学習に顧客データを利用することはない。2023年11月時点で英語のみ、日本語未対応。日本語対応は時期未定)
それでは、Zoom AI Companionがどんなことができるのかいくつか利用例をご紹介します。
Zoom AI Companionでできること
①ミーティング
- 録画なしでも要約、議事録を作成
- チャプターごとの議事録
②チームチャット
- スレッドの概要をまとめる
- チャット文章を作成する
③ホワイトボード
- コンテンツ作成
- テンプレート作成
日本語対応するまでに、日本語文字興しの精度が上がっていることを願いつつ、チャプターごとの要約・議事録など「あるといいな」の機能が追加料金なしで実装されるのは楽しみです。
Zoom Docs
AIを活用し、グループチャットの内容やミーティングのレコーディングなどのデータより議事録や提案書、各種ドキュメントを作成する機能です。ドキュメンテーション以外にもWiki、プロジェクト管 理、データ管理、タスク管理などで利用できるのでシームレスなミーティングワークフローを実現できます。(2025年以降リリース予定)
Zoom Docsを利用してシームレスなミーティングワークフロー
※ZVC資料から抜粋
この他の新機能
Zoom Rooms
アクティブスピーカーが大きく表示される。
Zoom Rooms に登録された個人を自動的に認識し、名前を表示する。
Zoom Huddles
マイオフィスビュー機能によりハドルでアクティブな人、またはオフィスでアクティブな人を一目で確認できる。
Zoom Compliance Manager
全てのZoom機能(ミーティング、チャット、ホワイトボード、電話、SNSなど)のデータに関してコンフィデンシャルな情報が入っているかをチェックしリストアップする。
Workvivo
社内コミュニケーションツールがZoomアプリに統合される。(別途有償)
マーケティングイノベーションパートナーアワードを受賞
Zoomtopia 2023と同時開催されたZoomtopia Partner Connectにおいて、CTCエスピーは展示会出展や広告など各販売施策の実施とそのアクティビティーの成果について表彰されました。CTCエスピーは今後もZoomと共にお客様のハイブリッドワークの環境をより良いものにしていくご支援を続けてまいります。
受賞の様子(左からZVCご担当者様、CTCエスピーZoom担当3名)