私はこの課の設立メンバーです。映像配信に興味はありましたが、それまでと扱う製品も違えば、相手にするお客様も接したことがない映像分野の方々。それまで蓄積してきた知識が活かせないことで戸惑いが大きかったのを覚えています。しかし、会社としても新しい分野でしたし、他のメンバーも私と条件は同じです。皆が一緒のスタートラインに立つことで、協力しながらやっていこうという一体感のもと、これまでやってきました。課が成長してゆく過程を味わうことができたのは、貴重な経験でした。
仕事のやりがいはお客様に信頼された結果が、映像として目に見えるものになることです。ある案件では、新しいスタイルの映像配信を実現することができる機器を求めていたお客様に対し、当時リリースされたばかりの新製品を提案しました。検証に時間がかかり、足りない機能については海外のメーカーとメールや電話会議を重ねて対応をお願いし、CTCや社内のエンジニアなど、たくさんの方々に協力していただきました。お客様の要望に応える努力をしたことが評価され、最終的に競合を退け、案件を獲得したときは嬉しかったです。営業にとってはやはり頼りにされて選んでいただくことに喜びを覚えます。そして、サービスのリリース時に配信された映像を見たときは、「自分の販売したものがこのサービスを支えている」と思うと、感動でいっぱいになりました。当社の仕事ではバックアップシステムなど、人の目に触れない部分で動くものが多いのですが、誰もが見られる映像という形で表れたとき、これまでとは異なる満足感を得られました。