コラム/トピック
Zoomtopia2019(米国)レポート Part.2
いまや働き方改革に欠かせないツール、“Web会議”で大注目のZoom社!Zoom社の本社がある米国サンノゼにてZoomtopia2019が10/15(火)~10/16日(水)に開催されました。Part.2でアップデート情報と展示会の様子をキャッチ!
前回は「Zoomtopia2019(米国)Part.1」にて、CEOのキーノートスピーチをご紹介しました。今回はZoomtopiaで行われたワークショップにて公開されたアップデートの情報と展示会の様子をご紹介します。
CEPのスピーチで触れていたPoly社とNeat社は、Zoomtopia2019で新製品のリリースを発表しました。
エコシステムベンダーの発表
Poly社アップデート情報
Poly社はPLANTRONICS社とPOLYCOM社が2019年3月に合併し、スタート。
音声会議、ヘッドセット、固定電話、ビデオ会議等の専用機器を開発しています。Zoomtopiaに合わせ、Zoom Roomsに対応した一体型の機器をリリースしました。Zoomクラウドからの監視・管理やFirmwareのアップデートが可能です。
- STUDIO X50:一体型(PC・MIC・STEREO-SPEAKER・4xCAM)
- STUDIO X30:一体型(PC・MIC・MONO-SPEAKER・5xCAM)
- TC8:タブレット
〈参考価格〉
- セットモデル:
- X30+TC8 : US$ 2,199
- セットモデル:
- X50+TC8 : US$ 3,499
- 単体:
- X30 US$ 1,699
- 単体:
- X50 US$ 2,999
- リリース時期:
- 未定(2020年1月以降)
Neat社の設立と製品リリース発表
Neat社はZoomに特化したハードウェアを開発する目的で、2019年2月に設立されました。本社はオスロ、拠点は、米国、英国、台湾にあります。
元TANDBURG(2010年にシスコに被買収)で製品開発部長であったSimen Teigre氏を中心に設立。販売チャネルは持たず、Web経由のダイレクト販売を標榜しています。現在、日本進出や製品出荷未定です。
今回会社として初めてZoom Rooms用機器をリリースしました。
- NEAT Bar:一体型(PC, MIC, SPEAKER, CAM)
- NEAT Pad:タブレット
- NEAT Coraborate:Zoomクラウドからの監視・管理やFirmwareのアップデートが可能
〈参考価格〉
- 単体:
- NEAT Bar US$ 2,500
- 単体:
- NEAT Pad US$ 500
展示会の様子
DTEN アップデート
DTEN D7はZoomRoomsに特化したタッチパネルディスプレイです。カメラ、スピーカー、マイクがすべて一つの筐体にまとまっており、ZoomRoomsを簡単にストレスなく利用できます。
D7 27inch:一体型(Display, PC, MIC, SPEAKER, CAM)【新製品】
- D7 55inch, 75inch:リリース済み(2画面Dualモデルを今後リリース予定)
- Display背面のPCからコントロール、Windows IoTを利用
- Zoom Roomsで利用する場合はWindowsの管理は不要。Static IP設定などはKeyboardを接続して設定。
- ユーザ側でSoftwareの追加は可能だが、保証外。
- Zoomクラウドからの監視・管理やFirmwareのアップデートが可
〈参考価格〉
- 単体:D7 27inch US$ 599
- 全ての機器において月額払いにも対応:米国内のみ
Owl Labs.
米国マサチューセッツ州に本社を置き、Web会議向けの360度ビデオカメラの開発・製造・販売しています。
製品としてはMeeting Owl:カメラ・マイク・スピーカ(PC別売り)を販売。
机上の中央に製品を置き、USB接続をすることで会議室の全景を撮影できます。
USB接続だがドライバインストールは不要で、Zoom以外のWeb会議でも利用可能です。
〈参考価格〉
- 単体:Meeting Owl US$ 849
- 米国、英国、カナダで販売中
- その他への出荷は2020年に予定
- 但し日本での販売は未定
働き方改革の第一歩としてWeb会議システムが拡充してきています。
無駄な移動時間の削減や、遠方とのコミュニケーションツールとしてどんどん活用していきたいですね。今後も、Zoomから目が離せません。