ケーススタディ

リオデジャネイロ競技大会の
インターネット配信サービスをサポート
映像を配信するライブエンコーダーのシステム提供と
運用サポートを実施

この夏、多くの方が夢中になって応援し、日中眠い目をこする羽目になった4年に一度の競技大会。今回のリオ大会では日本史上最多となる41個のメダルを獲得し、大興奮でしたね。この競技大会にCTCSPも少しだけ関与していることをご存知ですか?実はCTCSPでは、4年前のロンドン大会からライブストリーミングと呼ばれるインターネット上での競技映像のライブ配信を支援しています!

インターネット情報によると1960年前後からテレビ中継が行われるようになった本競技大会ですが、テレビ放送の場合、時差による見逃しやそもそも競技が放送されない等、視聴者のニーズに100%応えることは困難でした。しかし、2000年代に入り、日本においてもインターネットによる配信サービスが普及し始め、本競技大会もインターネットによる配信が行われるようになりました。
CTCSPでは、2012年のロンドン大会において映像や音声を配信するライブエンコーダー(※1)「Elemental Live」を中心としたライブ映像配信システムの提供を行った以降、ソチ、リオ大会と継続してシステム提供とエンジニアによる運用サポートを行ってきました。

Elemental Liveは、ライブストリーミングと呼ばれるインターネット上での競技映像のライブ配信システムに活用されており、テレビで放送しない競技を含めたライブストリーミングを最大同時29チャンネルで配信を行いました。また、テレビで生放送する番組の中から注目される競技の決勝種目を中心に、試験的にインターネットでも同時に配信を行う「放送同時配信(実験)」にも活用されました。

今回のリオ大会でElemental Liveが活用された配信サービス

ライブ配信 テレビで放送しない競技の模様も最大同時29chの規模で配信。
競技会場から送られてくる映像・音声をそのまま配信。
ネット実況 毎日1競技、現地から送られてくるライブ映像・音声に日本語のコメントを付け加えて配信。
放送同時配信(実験) 生放送するテレビ番組と同時にインターネットでも試験的に配信。

CTCグループ社員の伊藤さんが出場するリオパラリンピックにも同システムは採用されており、CTCグループのメンバーとして益々応援に熱が入りました!

CTCSPは、2011年からソフトウェア定義のビデオソリューションを提供するエレメンタルテクノロジーズ社のライブエンコーダーの取り扱いを開始しており、日本国内におけるシステム構築や保守サポートサービスを提供しています。今後もお客様の新たなシステムサービスの実現に向けた支援を行っていき、システム提供から得られた知識・経験を活かし、信頼性の高いシステムをお客様に提供していきます。

  1. ライブエンコーダー:リアルタイムの映像を実時間で、H.264やH.265/HEVCなどの符号化方式を使ってデータ圧縮を行い、ネットワークへ配信する製品。

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