イベントレポート

この度の熊本県および大分県で
発生した地震により被災された皆さま、
そのご家族の方々に心よりお見舞いを申し上げます。

下の台を揺らすことにより、ISO-Baseがサーバーラックを免震する仕組みを体験

下の台を揺らすことにより、ISO-Baseがサーバーラックを免震する仕組みを体験

2016年4月に発生した熊本地震を受け、長年IT機器の免震装置を推進してきたCTCSPは、被災者へお見舞いを申し上げると共に今後発生しうる地震による企業の被害を少しでも低減させるべく出展を決め、来場者にその有効性を説いてきました。

第3回「震災対策技術展」大阪

2016年6月2日から3日の2日間、グランフロント大阪内コングレコンベンションセンターにて、第3回「震災対策技術展」大阪が開催され、盛況のうちに閉幕しました。CTCSPが大阪開催の本展示会に出展し始めてから今年で2回目となりますが、IT機器用の地震対策としてデファクトスタンダードとなっている免震装置ISO-Base実機を出展すると共に説明方法の分かり易さから、IT業界関係者の高い関心を集め、活発な質疑が行われました。
そこで今回は、第3回「震災対策技術展」大阪におけるCTCSPブース展示製品の概要と、そのメリットについて紹介します。
なお、第3回「震災対策技術展」大阪では、熊本地震に対する復興支援活動として、会場内で募金活動が実施され、集まった募金は全額、日本赤十字社を通じて寄付されました。

最初に、「震災対策技術展」について説明します。

開催地 開催回数 開催月 来場者数
横浜 20回 2月 16,067名
大阪 3回 6月 10,336名
東北 7回 8月 3,486名

本技術展は、阪神・淡路大震災後の1997年に第1回目が神戸で開催され、本年2月には横浜にて、20回目が開催されました。近年は横浜に加え大阪・東北にて日程をずらして開催されるようになり、大阪での開催は2014年以降本年で3回目です。
大阪開催の本展示会の来場者数は2014年が8,923名・2015年が9,227名・2016年が10,336名と1万人を超え、震災対策に対する関心が年々高まっていることを示しています。

ところで、本技術展の目標は、地震、津波、土砂災害、風水害、火山等、自然災害の対策に有用な技術と知見を提供し、社会の防災、減災対策に役立てることにあります。自然災害を対象にした、このように大規模な技術展というのは、世界でも例が有りません。東日本大震災以来、日本列島の地震・火山活動が活動期に入ったという見方も出されております。将来的には、南海トラフ沿いの東海地震、東南海地震、南海地震の発生が危慎されております。それらの将来の災害軽減に役立つことが、本技術展の責務です。
本技術展では、自然災害を軽減するための技術や製品、および緊急避難、非常時の通信、救助救難等のシステムとサービスを展示するとともに、災害の教訓や災害リスクの低減、情報伝達等に関する各種の講演会・シンポジウムが、2日聞にわたり開催されました。

震災対策に関する様々な展示が並ぶ会場の様子震災対策に関する様々な展示が並ぶ会場の様子震災対策に関する様々な展示が並ぶ会場の様子震災対策に関する様々な展示が並ぶ会場の様子
震災対策に関する様々な展示が並ぶ会場の様子

震災対策に関する様々な展示が並ぶ会場の様子

サーバーラックはISO-Baseで守る

今回のCTCSPのブースは、「サーバーラックはISO-Baseで守る」をテーマとして、製品コンセプトビデオを流しつつISO-Baseの実機とISO-Baseの模型を出品。
展示方法としては、手動で揺らすことのできる台の上にISO-Baseの模型とサーバーラックの模型を設置。来場者が下の台を揺らすことにより、ISO-Baseがサーバーラックを免震する仕組みを、分かり易く体験出来るような工夫が凝らされていました。
そのため、IT機器の免震に興味を持つ多くの来場者が、これまであまり関西地域では目にしたことのないISO-Baseに足を止めて、台を動かし質問するなど大きな注目を集めていました。

ISO-Baseの免震の仕組みをわかりやすく展示したブース
ISO-Baseの免震の仕組みをわかりやすく展示したブース

ISO-Baseの免震の仕組みをわかりやすく展示したブース

ISO-Baseは、16年以上にわたる販売活動により全国的に知名度が浸透している、サーバーラック用の免震装置です。全世界で13万システム以上の納入実績が有ります。米国では市場占有率100%・日本国内でも70%です。CTCSPの大塚によれば、「阪神淡路大震災による実波を使用した免震台による実験では、ISO-Baseは水平方向に加え、上下方向の地震動に対しても柔軟に対応」しているとのこと。免震装置と言えば建物免震でも水平方向の免震に限られていることが多く、ISO-Baseの上下方向の免震機能は、来場者の大きな関心をひいていました。

この度の地震被災者へお見舞いを申し上げると共にCTCSPでは今後も地震による企業の被害を少しでも低減させるため、様々な取り組みやご提案をして参ります。

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