突撃取材レポート

クラウドサービスプロバイダ向けソリューションの
世界企業であるVision Solutionsが語る
「利用者が求めるクラウド像」

Vision Solutions アジア太平洋<br>営業責任者Richard Tee氏(写真左)

Vision Solutions アジア太平洋営業責任者Richard Tee氏(写真左)

15年以上に渡りCTCSPとパートナーシップを結んできたVision Solutions。この程、アジア太平洋 営業責任者であるRichard Tee氏が来日されたので、当社が注力するクラウド市場に対する考えや取り組みについて取材しました。

井上:CTCSPでは、2000年からVision Solutionsが提供するレプリケーションソフトウェア「Double-Take Availability」を販売していますが、ここ数年、クラウド環境での利用について、多くのお客様よりお問い合わせいただいています。貴社の製品ロードマップ等を拝見しても最近はかなりクラウドを意識したソリューションを展開しているようにお見受けします。
本日は、Vision Solutionsが考えるクラウド市場参入における重要なポイントをお聞かせください。

リチャード氏:Cloud Computingが市場に浸透し始めて久しく、その間、様々なベンダーがクラウドの優位点を語る中、Vision Solutionsがクラウド市場において最も重要と考えるのはエンドポイントやプラットフォームの種類に囚われることなく、お客様が求めるService Level Agreement(SLA)にいかに柔軟に対応できるか、そしていかに内部コストの削減を達成できるか、という点にあると考えています。そのため、それらの考えに沿った形でクラウド上でのHA、DR、マイグレーション製品のポートフォリオを展開しています。中でも、クラウド上のマイグレーションについては、Microsoft社はじめ多くの企業から注目を集めています。
クラウド上のマイグレーション製品は数多くリリースされていますが、我々は、これらの製品に対してお客様が一番期待するのは“Risk Free”であるか否か、と考えています。先に述べたSLAにも大きく関与しますが、多くのお客様は過去にOSやアプリケーション、H/W等のライフサイクルに応じて様々なデータ、システムのマイグレーションに多額の出費と労力を強いられてきました。そのため、過去のマイグレーション・プロジェクトの失敗により、多くのお客様はマイグレーションに二の足を踏んでいるのが現状です。それゆえ、お客様は“Risk Free”の要件を必須としています。

表1:「前回マイグレーションを実施した際に、どの程度のダウンタイムが発生しましたか?」(2015年 Vision Solutions調べ)

表1:「前回マイグレーションを実施した際に、どの程度のダウンタイムが発生しましたか?」
(2015年 Vision Solutions調べ)

表2:「前回マイグレーションを実施した際に、直面した課題は何でしたか?(複数回答可)」(2015年 Vision Solutions調べ)

表2:「前回マイグレーションを実施した際に、直面した課題は何でしたか?(複数回答可)」
(2015年 Vision Solutions調べ)

上記2つの調査結果から分かるように、お客様はデータ・システムマイグレーションにかかるシステムのダウンタイムといった事業の継続性、生産性、信頼性、コストに多くの問題点があると認識しています。またマイグレーションに関わるスタッフのリソース、経験、専門性等も不安要素になっています。

長年販売してきた「Double-Take」の話に熱が入るCTCSP井上

長年販売してきた「Double-Take」の話に熱が入るCTCSP井上

井上:なるほど。それでは、数多くのマイグレーション製品が並ぶクラウド市場内でVision Solutionsのマイグレーションツール「Double-Take Move」はどのように活用されているのでしょうか?

リチャード氏:現在日本市場においても、様々なサービスプロバイダやクラウドブローカーから信頼性の高い柔軟なプライベートクラウドを構築するサービス、またそのクラウド基盤自体を提供するサービスであるIaas、Paas型のパブリッククラウドが市場を賑わせています。その中で、自社のオンプレミスの仮想環境からクラウド環境へのマイグレーションを検討されているお客様からのお問い合わせが急増しています。データ、システムマイグレーションにおいて"Risk Free"を実現するための強力なツールが「Double-Take Move」です。「Double-Take Move」の特長は、主に4つ挙げられます。

  • Anything-to-Anywhere(ソース、ディスティネーションにとらわれない)
  • near-zero downtime(ダウンタイムほぼゼロ)
  • RPO/RTO goal(RPO、RTOの設定)
  • Real time, Byte-Level Replication(リアルタイムかつバイトレベルのレプリケーション)

Double-Take Move」は単一プラットフォームからのマイグレーションのみにならず、Windows、Linux、各種Hypervisor(VMware、Hyper-V、Xen、KVM)間のマイグレーション、そして、あらゆるサーバ環境(P2P/P2V/V2P/V2V/O2C/C2O/C2C)への移行をサポートします。

  • P=Physical(物理)、V=Virtual(仮想)、O=On-Premise(オンプレミス)、C=Cloud(クラウド)
“Risk Free”で実現するデータ、システムマイグレーションツール「Double-Take Move」を解説

“Risk Free”で実現するデータ、システムマイグレーションツール「Double-Take Move」を解説

また、移行元サーバから移行先サーバへのデータの移行中に発生する業務データも、リアルタイムデータレプリケーション機能により、移行先のサーバに即座にレプリケーションを行うため、データ移行が完了したタイミングで、移行元と移行先サーバの間で同じデータが存在することになります。従って、システム停止をした上で、移行中に発生した業務データを送る必要がなくなるため、ダウンタイムを極めて短くできます。

更に、当社が提供するクラウドマイグレーションの強力な支援ツール(ウィザード型サービス)のCloud Migration Center(CMC)をご利用いただくことにより、16工程以上に及ぶ複雑なオペレーションをわずか数ステップに簡易化・自動化させて、お客様が求めるSLAに内在する最大の問題点である"数字に表れにくい出費と労力"を低減させることが可能です。結果として、多くのサービスプロバイダ、クラウドブローカーから「Double-Take Move」は採用されており、災害復旧専用サービスであるDRaaSを提供するサービスプロバイダからも多数採用いただいています。

井上:データ・システムマイグレーションにおいてお客様が抱える不安を一斉に払しょくするツールが「Double-Take Move」ということですね。
それでは最後に、HA・DR・マイグレーション分野を席巻してきたVision Solutionsが、今後CTCSPへ期待することは何でしょうか?

リチャード氏:CTCSPは「Double-Take Move」のCoreアーキテクチャ製品であるDouble-Take Availabilityの正規代理店として15年以上に及ぶ豊富な実績があります。また当社の製品だけではなく我々の競合にあたるソリューションも提供しているため、マーケット事情や製品の特長を非常によく理解されています。その中で、既存・新規顧客のニーズ、SLAに合致するであろうDouble-Takeシリーズの提供を通じて、日本市場を更に盛り上げて欲しいと思っています。

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