イベントレポート
クラウドサービスで実現する
ファイル共有と情報セキュリティのありかた
CTCSPは、2016年2月18日に伊藤忠テクノソリューションズの霞が関オフィスにて、セキュリティセミナー「クラウドサービスで実現するファイル共有と情報セキュリティのありかた』を開催した。
今回のセミナーでは、Box等のクラウドサービスを導入することによるメリットとセキュリティを確保するソリューションを事例、活用例を踏まえて説明した。
クラウドで提供できるCTCSPソリューションのご紹介
講演者:シーティーシー・エスピー株式会社
本セッションでは最初に挨拶と現状のシャドウITに関する管理者の悩みを洗い出し、それを解決するためのCTCSPのクラウドソリューションの紹介を行った。またBoxのセキュリティを強化するために、Soliton Secure BrowserとFinalCodeの組み合わせソリューションを紹介し次からのセッションに繋げた。
クラウドファイル共有プラットフォーム「Box」
講演者:伊藤忠テクノソリューションズ株式会社
本セッションでは、「Box」のセキュアなファイル管理、ファイル共有、情報漏えい対策やBox運用ライフサイクルについて、デモンストレーションを交えながら紹介した。
序盤ではBOX社の概要、導入実績、代理店であるCTCの立ち位置やBOXのメリットを説明し製品のデモンストレーションに入っていく。デモンストレーションでは異なる3社間でファイルの共有を行う想定でBOXの特長の一つであるセキュリティ部分に焦点をあて、実際にBOXのインターフェイス、操作面を見せながら、重要な、よく使われる機能を説明していった。さらにスマートデバイス上でBOXアプリケーションを使う際のセキュリティ設定も有用な様々なものがあることを説明した。管理者の立場から設定・運用の簡単さや機能の豊富さを他社の運用事例と共に十二分に伝えた。
スマートデバイスからの情報漏えいを防ぐ
Soliton Mobile Securityの利用例
講演者:株式会社ソリトンシステムズ
本セッションの冒頭にスマートデバイスの業務利用や活用方法、クラウドとスマートデバイスの組み合わせのメリットを説明。しかしクラウド+スマートデバイスは便利な反面、セキュリティの懸念がある。そこでクラウドベンダーによく寄せられる課題である『デバイスを特定したい』、『アクセス経路を特定したい(接続元を会社等に制限したい) 』、『デバイスからの情報漏えいを防ぎたい』の3つを解決するソリューションであるSoliton Secure Browserをデモンストレーションや導入事例を踏まえ説明していった。先のセッションで説明したBOXとのSoliton Secure Browser連携も非常に親和性があり、この組み合わせに関してもセミナー参加者に訴求した。続いて圏外/オフライン時にも使いたい、スマートデバイス利便性をもっと高めたいという要望に応えられるセキュアコンテナ型のソリューションであるSoliton SecureContainer(DME)をデモンストレーション動画や利用例を踏まえて紹介した。
渡したファイルが“あとから”消せる、
情報漏えいの不安とリスクを全て解消する
ファイル暗号化・追跡ソリューションの紹介
講演者:デジタルアーツ株式会社
本セッションでは海外の生産拠点に渡す図面等の技術情報、委託先に渡す顧客情報、NDAを結んだ取引先に渡す機密情報、、、社外との情報共有が増える一方で、渡した相手が自社の重要な情報を漏らしてしまう間接(二次)漏えいのリスクが増大していることを最初に紹介し、ファイル自体のセキュリティに焦点をあてていく。通常ファイルのセキュリティを担保する方法としてはファイルをパスワードでロックすることだが、一旦開封されてしまったものは、コントロール不可となってしまう。この課題を解決するソリューションとしてFinalCodeを紹介。さらにFinalCodeを使う上でのメリット、グローバルでの利用実績などを踏まえ説明していった。さらに3/8にプレス発表を行ったBox連携をすることでBox内にあるファイルも自動でFinalCode化できることなども説明を行った。
クラウドハイブリッド/オンプレミスで提供できる
CTCSPソリューションのご紹介
講演者:シーティーシー・エスピー株式会社
本セッションでは、スマートデバイスの業務利用やワークスタイルの変革をする際には必ず無線LANの環境が必要になることから無線LANのセキュリティについて、現状の認証に関する問題点をピックアップしそれに対する解決方法を提案していった。セキュリティを高め、運用負荷を軽減するCTCSPの無線LAN認証ソリューションであるNetAttest EPSの紹介や、CTCSP取扱い製品であるFortiGateとNetAttest EPSの組み合わせソリューションも紹介。その後、無線LANのマネージドサービスであるCisco MerakiをCTCSPが導入した日本トイザらス様の事例を紹介し、どれだけ運用コストが削減されたかの説明を行った。
総括&アンケート結果
当日は50名定員のところ約60名のお客様にお越しいただき非常に盛況なセミナーとなった。クラウドサービスであるBoxやFinalCodeが非常に注目されていることが分かった。これからもCTCSPではこのようなセミナーを継続して開催していく予定である。